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熊本最古の用水路?扇形分水と神社いろいろ【御宇田井手】(山鹿市鹿本町)
2010 / 01 / 30 ( Sat )
今回は長いです。

山都町に「円形分水」という川から水田へと水を引く分水装置がありますが、「通潤橋」とも関係があるため有名です。
公園整備化されており、意外(?)と人が訪れ、観光名所の一つともなっています。
(私も昨年立ち寄りました→その時の記事

実は、山鹿市にも同じようなものがあると聞いて行ってみました。
「御宇田井手」(みうたいで)と呼ばれる疏水の一部で、「円形」ではなく、「扇形分水」と表現されています。

御宇田井手1

見てビックリしました。
山都町の円形分水とパッと見た目が同じだったからです。
しかも、比較的よく通る道沿いにあり、今まで気付いていませんでした。

ただし、円形分水よりも造りがシンプルで、菊池川の支流「内田川」から取水した水の流れ(上写真の右側)がここで二手に分かれる構造です。

御宇田井手3 御宇田井手2

左が内田川の写真です。右は取水口から見た扇形分水の写真です。
きちんと円形になっていないことが分かります。
なので扇形なんですね。

先ほど「疏水(そすい)」と書きましたが、(少なくとも私は)聞きなれない言葉です。
(私も含め)知らない人のために、「疏水」について調べてみました。

疏水とは、潅漑や舟運のために、新たに土地を切り開いて水路を設け、通水させること

「疏水名鑑」というサイトがあり、そこに書かれていました。
(そういうサイトがあることがすごい・・・)
「疏水百選」なるものもあります。
ちなみに、熊本県では、「上井手用水」(菊池郡大津町)、「幸野溝・百太郎溝」(球磨郡)、「南阿蘇村疏水群」(南阿蘇村)、「通潤用水」(山都町)が選ばれています。詳しくは上記サイトをご参照ください。

「御宇田井手」に戻ります。
この井手(水路)は、
内田川の水を鹿本地区に導く御宇田井手は、開発のための水利事業としては、熊本県下最古のものといわれている用水路です。今からおよそ1000年前、西暦925年のことだと言われています。内田川津袋堰から発して、津袋・高橋の2つの集落を通って、高橋下の水車の川岸より分岐して2本の水路になっています。延長は、3,550mと3,260m合計6,810mです。
「疏水名鑑」サイトより)

熊本県最古の用水路?
すごいです。
“開発のための利水事業としては”という条件付きではありますが、1000年以上も前から整備されてきたという歴史を積み重ねて現在も現役で地元の人たちに利用されているのです。
(というか、それがどんな意味を持つ条件なのか素人には理解できません)

御宇田井手4 御宇田井手5
左はちょっと下ったところの御宇田井手の写真。
右は、私の様子を興味深く観察していた子牛2頭です。
(こんなところで何してんだろ?と思われていたことでしょう・・・)

参考:熊本県庁ホームページ(地域発ふるさとの自然と文化>御宇田井手)

さて、この御宇田井手を探してうろうろしている途中で、気になるものをいくつか見つけました。
(主に神社ですが・・・)

まずは、山鹿三十三観音の一つ「平原寺」です。

平原寺1

「五社宮」(※後述)という神社の鳥居から入ってすぐのところにあります。

平原寺3

最初、真っ黒い炭で作られた珍しい観音様だと思ってたんですが、この記事を書くときに調べてみると、「火災で焼け焦げた」とありました。(納得)

平原寺2

本堂の傍らに気になる“石”を見つけました。
何かの“石”だと思うんですが、看板が無くなっていて分かりません。(残念!)

平原寺をさらに上がると、さきほど通ってきた「日岳五社宮」に着きます。

五社宮1

鳥居の奥に、結構長い石段が続いています。
立派なしめ縄が付いていますが、よく見る形とは少し違い、竹に縄が巻き付けてあるようなしめ縄です。
どことなく、巻き柿(干柿)を想像させます。(※「巻き柿」が分かるサイト

五社宮2  五社宮3

ちょっと細めの狛犬が出迎えてくれます。
そして、意を決して(←大げさ)階段を登りました。
約123段(誤差あり)を、(仕事の途中で何やってんだろう・・・)という邪念と戦いながら、ゆっくりと進みました。
でも、社殿が見えてくるとそんな迷いも吹き飛びました。

五社宮5 五社宮7

立派な楼門の奥に、それこそこんな辺鄙なところ(失礼)にと感じるほどの社殿が構えています。
地元以外の人が訪れることを想定していないせいか、由緒など分かりませんでしたが、近くにある「津袋古墳群」(今回未調査)とも関係があるのかもしれません。

その中の一つが「五社宮古墳」であり、境内にも「家形石棺の蓋の残欠」が祀られています。
(下左写真)

五社宮6 五社宮8

耐震補強工事もしっかりと施されていました。(上右写真)
ようは、つっかえ棒ですね。

五社宮4

近くにあった横穴。
古墳でしょうか、防空壕でしょうか、倉庫のようにも見えました。
(ちょっと怖い・・・)

ここから御宇田井手を少しくだると、またもや立派な神社に辿り着きます。

高橋八幡宮3

「高橋八幡宮」です。
鳥居には、これまた巻き柿型(←勝手に命名)のしめ縄がありました。

高橋八幡宮2

美しい楼門です。
朱に塗られた部分がほどよい具合に馴染んでいて、歴史を感じさせてくれます。
以前はもっとカラフルだったのかもしれません。
こちらのしめ縄は普通(?)の形でした。

高橋八幡宮4 高橋八幡宮6

樹齢300年といわれるイチイガシです。
夜泣貝の言い伝えがあるようです。
昔の人は、乳児の夜泣きが止まらないときって、わざわざ神社で祈願していたんですね。

高橋八幡宮9 高橋八幡宮8

高橋八幡宮の社殿(上左)と賽銭箱(上右)です。
この紋は何でしょう・・・。
八幡宮の元締め(?)である「宇佐神宮」(大分県宇佐市)のとも違うし・・・。
この辺りを治めた御宇田氏の家紋でしょうか?

高橋八幡宮7 高橋八幡宮10

境内にはとても金運がアップしそうな神社もあります。
隣りには、菅原道真公を祀った高橋天満宮もありました。

一度に全部紹介しようと思いましたが、あまりにも長くなり過ぎたし、私も疲れたので、続きは次回へとさせていただきます。
残りは一つ。「御宇田神社」です。

続く・・・
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コメント
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はじめまして。
凄く内容の濃いブログですね、とても感心しました。
熊本県北部出身で山鹿は高校の母校があります。そこに御宇田井手の分水があったとは勉強不足でした。
また参ります...
by: ゆったり人 * 2010/01/31 00:16 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: タイトルなし--

ゆったり人 さんへ

コメントありがとうございます。
濃かったり、薄かったりとさまざまですが、熊本を手軽に楽しもうという趣旨でがんばってます。
その辺にあるものでも、実はとてもオモシロい要素が隠れているんですよね。

ぜひまたお立ち寄りください。

by: 管理者U * 2010/01/31 03:11 * URL [ 編集] | page top↑
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初めまして!


良く調べられてますね。
この前の水検定2級受けましたが、不合格でした^^; 一回で受からない方が、また深く勉強できると、思い直しています。

またおじゃまします。。
by: みや * 2010/01/31 06:28 * URL [ 編集] | page top↑
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はじめまして。
いつも読み逃げしておりました(ごめんなさい)

なんともディープな内容にいつも楽しませていただいております。

・・・来週末は山鹿に行って見なくては!!
次回も期待しています♪
by: くろさん * 2010/01/31 22:38 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: タイトルなし--

みやさんへ

コメントありがとうございます。
水検定は、範囲が広くて、高校生の授業を思い出すような問題もありますよね。
私は苦手です・・・。

2級がんばってください!
そして1級も、ですね。
by: 管理者U * 2010/02/01 02:30 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: タイトルなし--

くろさん さんへ

ありがとうございます。
私も読み逃げ(?)は多々ありますので、大丈夫ですよ。
コメントが思いつかなかったり、遠慮したり・・・。

でも、何か書いてみるもんだと最近少しずつ分かってきました。

来週末は山鹿ですか。
迷わないように、お気をつけください!
by: 管理者U * 2010/02/01 02:33 * URL [ 編集] | page top↑
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