検定に出ない熊本雑問題その28
2009 / 03 / 17 ( Tue )
「霊台橋」に見る石橋の構造

仕事で矢部(山都町)へ行きました。
その道沿い(国道218号)にはアーチ式石橋がたくさんあります。
その中でも美里町にある国指定重要文化財の石橋「霊台橋」(れいだいきょう)は、単一アーチ式の石橋としては日本一の大きさを誇ります。
霊台橋1
緑川をひとまたぎしている巨大な石橋の迫力は群を抜いています。
でも・・・何故か地味なんですよねえ。
霊台橋2
※時間の都合で、ここしか寄れませんでした。

近くにある「通潤橋」(つうじゅんきょう)と比べても、観光資源としての評価が全く違います。まあ、「水路橋」「放水」「田園風景」などの付加価値的要素が通潤橋にはあるので、仕方ないといえばそれまでですが・・・。

でも、見てください。
この肉厚というか、石厚というか、すごいです。
しかも一国の城主がその権力を持って造った石垣とは違います。
(まあ、それはそれで魅力的ですが・・・)
この石橋は、地元の人たちが中心となって、生活のために必要として造りあげた熱意の結晶です。

ここで「霊台橋」のデータを紹介。
 完成:1847年(弘化4年) ※期間7ヵ月間
 特徴:単一石造りアーチ(日本一)
 惣庄屋:篠原善兵衛(ささはらぜんべえ)
 石工:宇助ら総勢72人
 長さ:89.86m
 幅:5.45m
 高さ:16.03m
 所在地:下益城郡美里町豊富・清水

※参考:「石橋虎の巻」(熊本県上益城地域振興局)←クリックするとそのサイトが開きます。

他の石橋に寄ることはできませんでしたが、桜も開花し始めたので「大窪橋」(美里町)のどことなく可憐で、美しい姿を近くで見たかったです。
(遠目で一瞬だけ見ました)
こんなところで花見なんてしたら風流ですねえ。

もちろん、「霊台橋」周辺にも桜が咲き、開花時期はきれいです。
でも、私のおすすめは、御船町の「八勢目鑑橋」(やせめがねばし)ですね。
(おそらく人はほとんど行かないでしょう)

さて、問題です。
「霊台橋」は、昭和41年に上流側に新しい橋が架けられるまでは、車やバスなども通っていました。100年以上も前の石橋が、重い車などが通っても崩れなかったのは、その構造に秘密があります。
多くの石が組み合わされているため、より重い物が通ると、橋全体が“しなる”という柔構造になっているのです。
また、それ以外にも理由がありますが、それは次のうちのどれでしょう。

①川岸のやわらかい土壌の上に架けたため
②太い木の支柱が中に入っているため
③内部の砂や土がクッションになっているため
④硬度の低い、大理石が使用されているため
⑤実は何度も崩れている


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(ヒント)
これはためになる問題でした。(たぶん)
大切なのは、重量をいかにして吸収する、もしくは分散させるか、ということだと思います。
でも、架橋当時はさすがにバスが走るなんて思わなかったでしょうね。

(前回の答え)
「その27」の答えは、
④の「サイクリングロードになっている。」
でした。
「ゆうかファミリーロード」という名称です。
あのタレントとは関係ありません。漢字で書くと「熊(ゆう)鹿(か)」です。
サイクリングロードだけでなく、「あれ?なんでここの道幅はこんなに広いの?」と感じたら、昔は鉄道が通っていたということもよくありますね。
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