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熊本県最古の石橋に遭遇
2009 / 03 / 04 ( Wed )
仕事で山鹿方面をウロウロ(?)していると、不思議なオブジェが目に留まりました。
石のオブジェです。石であれば確かめない訳にはいきません。

山鹿市菊鹿町にある複合観光施設「あんずの丘」のすぐ近く。
※あんずの丘については過去の記事をご参照ください。

日渡洞口橋2

きれいなアーチの石組みは石橋のようです。
看板を見ると「日渡洞口橋(ひわたしとうぐうきょう)と書いてありました。
日渡洞口橋1

架橋は天明前後(1780年頃)といいますから、今から約230年前の石造りのアーチ式眼鏡橋です。
山都町にある「通潤橋」が約160年前(1854年)ですから、それよりもさらに70年も古い。熊本最古の石橋といわれています。
残念ながら、橋としては存在しておらず、一部が復元されてアーチ部分のみが保存されている状態です。
日渡洞口橋3

地元の石工仁平(にへい)によって造られ、阿蘇郡南阿蘇村(旧長陽町)の「黒川眼鏡橋」を架けるための試験的なものだったそうです。
(黒川眼鏡橋も現在はありません。台石数個が残存しているのみ)

石工といえば、八代(旧東陽村など)の橋本勘五郎をはじめとする種山石工が有名。八代市東陽町には「石匠館(せきしょうかん)という石橋の博物館(資料館)もあるくらいです。(野津石工の岩永三五郎も有名)
(熊本県上益城振興局ホームページ内「石橋虎の巻」参照)

でも、仁平はさらに古い時代に活躍した名工のようです。
ちなみに、植木町にある「豊岡眼鏡橋」は、石工仁平の流れを汲む石工が手がけたアーチ(輪石)のつなぎ目部分に楔(くさび)石が付いているのが特徴の石橋。看板には1802年架橋とあり、年号のはっきりしている石造眼鏡橋では(この定義もどうかと思いますが・・・)熊本県最古の橋といわれているそうです。
(だけど、町指定の文化財?)
豊岡眼鏡橋2

豊岡眼鏡橋1

豊岡眼鏡橋3

楔石(要石?)部分に、「・・・内田手永月田村、石工理左衛門、右同吟右衛門、右同次平、右同惣八・・・」と刻まれ、これらが仁平の流れを汲む石工です。
さらに言うと、御船町の石橋「門前川橋」(1808年)も理左衛門の作といわれています。これも輪石が楔石でつないであります。

どうですか、点が線とつながっていく面白さ。にわか知識なのでここからはもっと調べないと分かりませんが、なんとなく“すごい”ことだと感じます。

「肥後の石橋群」として世界遺産を目指すことも可能でしょう。(緑川流域だけではちょっと弱いし)
もっとも、私のお気に入りは宇土市の「船場橋」ということは前回紹介しましたが、こういう流れはとても興味深く感じます。
船場橋
これが馬門(まかど)石で造られた「船場橋」です。

そこで・・・「くまもと『水』検定」もいいですが、「くまもと『石』検定」なんてどうでしょう。石好きの人はかなりいると思います。石橋・石垣・石段・奇石・巨石・石倉・石畳・石頭などなど、熊本の「石」にまつわる歴史文化についての知識と想いを問う検定です。
ただ、多くの受験者を収容できる場所があるかどうかが問題です。
あと、主催者とスポンサーとテキストの作成など、細かい問題もありまが、それはどうにでもなるでしょう。

ちょっと話が逸れてしまいました。

最後に、石橋についてはいろんな情報が氾濫していて、誤った認識でいる人も多いという話を以前聞いたことがあります。
歴史には付きものですが、皆さんご注意ください。
(このブログの記事もそういう意味で、ぼかして書いている箇所が多々あります)

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